- しかれば
- しかれば【然れば】〔「しかり」の已然形「しかれ」に接続助詞「ば」の付いた語。 漢文訓読に用いられた語で, 古くは, 和文系の「されば」と対応した〕(1)そうであるから。 それだから。
「命を堕さん事を悔いず, ~寂阿に於ては, 英時が城を枕にして討死すべし/太平記 11」
(2)話題を変える時, 話の冒頭に用いる。 ところで。 さて。「~, 胡国の軍(イクサ), 強(コオ)うして従ふこと期(ゴ)し難し/謡曲・昭君」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.